セイタカアワダチソウの弁明 –デトックスは任せて!− | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2020/05/28

    セイタカアワダチソウの弁明 –デトックスは任せて!−

    以前の記事で、旺盛な繁殖力を持つセイタカアワダチソウが根から他の植物を阻害するアレロパシー物質を出すことをご紹介しました。この物質が強力なため自らをも滅ぼすことになるのですが、実は人間にとっては有難い救世主という驚きの側面もあります。

    アトピーや喘息、腎臓病などの浄血を助け、細胞に活力をつけてくれるというのです。その他、染色体保護作用、肝機能保護作用、メラニン形成阻害などの効果があるだけでなく、発がん抑制、抗エイズ作用、血糖値上昇を抑制するとも言われています。

    そんなセイタカアワダチソウの恵みを取り入れるには、お茶や入浴剤がおすすめ。ただし解毒作用が強いので、いきなり大量に使うのでなく、少量ずつにしましょう。

    まず入浴剤。9月ごろに出る黄色の花穂が開花する前に上から30センチくらいを刈り取り、天日干しして乾燥させてから刻みます。蕾の中の蜜と、この頃の葉や茎に酵素が多く含まれているので、収穫のタイミングを逃さないように。

    40×30センチくらいの木綿の袋に刻んだセイタカアワダチソウを袋の三分の一ほどの量をつめて、浴槽に入れます。この湯で髪を洗うとツヤが出てしっとりします。蕾には酵素が多く含まれるので、蕾をゆっくり煮出して浴槽に加えると効果はさらに高まります。
    薬毒、食品添加物の害も体から出してくれるので、乾燥させておけば一年中いつでも使えます。乾燥させた蕾をオリーブオイルに浸したハーブオイルもおすすめ。お茶も良いですが、少々苦味がありますので、少しずつ体調に合わせて飲みましょう。

    アレルギーになるブタクサと間違えられやすいのも難点。キク科で花粉は風に飛びませんから、アレルギーの原因になるというのは濡れ衣です。

    ちなみに名前の由来は、綿毛が泡立つように見えるから、また、お風呂に入れると泡立つからという説もあり、似た野草では、夏に咲くオオアワダチソウというのがありますが、セイタカアワダチソウほどの効果はありません。

    セイタカアワダチソウの濡れ衣、晴れましたか?