すべての野菜、果物はパワーフードです。 | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2020/05/07

    すべての野菜、果物はパワーフードです。

    最近、テレビやネットのヘルスケア関連情報などで「フィトケミカル」がよく取り上げられています。

    フィトケミカル(植物化学成分)とは、植物が生きていくために自ら作り出し、活用している物質のことです。ひとつの植物が多種多様なフィトケミカルを持ち、植物全体では1万種以上ともいわれ、未知のものも多数あるといわれています。

    フィトケミカルは植物を紫外線の害から守り、虫や動物に食べられてしまうのを防ぎ、菌の繁殖を防ぐなどの他、さまざまな働きをしています。強い日差しや風雨に晒され続ける過酷な環境でも、植物が生きていられるのはフィトケミカルのおかげなのです。

    私たち人間は、遥か昔から植物を食べたり飲んだり、身につけたりして、植物の力を利用してきました。ビタミンやミネラルなど、私たちの健康維持に欠かせない栄養素には、人が自ら合成できないものがあります。そこを補ってくれるのが植物で、私たちは植物を摂取しないことには健康を保てません。

    フィトケミカルはビタミンやミネラルのように欠乏症はありませんが、近い働きをするものもあるので、しばしばそれらの一種として扱われることもあります。

    フィトケミカルの代表的な働きといえば「抗酸化」です。

    文字通り「酸化に抗う力」のことで、細胞を酸化(老化)させる「活性酸素」の害を防ぐ働きのことです。一例をあげますと、フラボノイドなどのフィトケミカルやビタミン、ミネラルなどは、酸化しやすい性質を持っていて、自らが酸化することで私たちの細胞が活性酸素に害されるのを食い止める一役を担ってくれています。なんだか健気ですね!

    そんな素晴らしい働きをする成分を(量の多少はあるものの)すべての野菜や果物がそなえています。普段なんの気なしに食べている野菜や果物ですが、みなすべからく「パワーフード」といえるのではないでしょうか。