みどりの医学への期待と活用 | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2020/04/09

    みどりの医学への期待と活用

    こんにちは、株式会社グリーンフラスコ代表、薬剤師の林真一郎です。
    今回はみどりの医学への期待と活用についてお話します。

    ヒポクラテス医学に端を発するハーブの歴史は、その途中で医薬品を誕生させました。鎮痛剤のアスピリンはメドウスィートから、モルフィネはケシから作られたものです。

    医薬品を白い薬、ハーブをみどりの薬と例えてみると、白い薬は切れ味が鋭い一方で副作用が生じるリスクが高く、みどりの薬は穏やかに効果が現れるため女性や子供、高齢者にも安心して用いることができます。

    欧米ではみどりの薬への期待が高まっていますが、その理由はこころの病や認知症など、いわゆる白い薬では上手に対処できない病気が増えたことにあります。また国や個人がかけるコスト(社会保障費・医療費)の面でも、白い薬よりみどりの薬の方が安い傾向にあり、発展の一助を担っています。さらに最近の研究では、みどりの薬は副作用が少ないだけでなく「白い薬では対処できないことに対処できる」ケースも見つかっています。

    健康増進や疾病予防はみどりの薬、重い病気や外傷は白い薬、そして白い薬でうまくいかない場合はもう一度、みどりの薬のお世話になるといった具合で、さまざまな選択肢があることがよいと考えます。

    白い薬とみどりの薬、それぞれの特徴をきちんと理解した上で賢く使い分けることが大切です。