花粉症には魔女の呪いも解くあの植物 | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2020/02/20

    花粉症には魔女の呪いも解くあの植物

    フィトセラピーで花粉症対策のハーブといえば「ネトル」ですが、このハーブ、どんな植物だかご存じですか?

    ネトルは「セイヨウイラクサ」という植物の葉で、ミネラルとクロロフィル(葉緑素)を豊富に含み、高いデトックス力があるハーブです。毛細血管を強化して、免疫力を高めると同時にアレルゲンの排除に働くので、ネトルのハーブティーは花粉症対策におすすめです。ただし効果を得るためには、花粉症シーズンが始まってから急いで飲むのではなく、習慣的に摂取する必要があります。

    また、ネトルは「浄血のハーブ」などとも言われ、血液の浄化や炎症体質の改善などにも用いられます。塩分の摂りすぎなどによる「むくみ」の解消や、足がつりやすい人も、ミネラル補給にネトルのハーブティーを飲むとよいでしょう。

    ところで「セイヨウイラクサ」と聞いて思い浮かぶのは、アンデルセン童話の「白鳥の王子」ではないでしょうか?魔女の魔法で白鳥の姿に変えられてしまった11人の王子を救うため、妹姫はイラクサでシャツを作らねばなりません。来る日も来る日も妹姫は、イラクサの棘で指を血に染めながら必死にイラクサを摘みます。作り終えるまで口を聞くことはできず、自身が魔女の疑いをかけられピンチに陥る中、ようやく11枚のシャツが完成。空を舞う白鳥たちに投げかけると魔法がとけて、王子たちは人間に戻り、めでたしめでたし、というお話です。

    子供心に「棘のある草でシャツを縫うなんて痛そう、かわいそう!」と思ったものでした。

    魔法を解く=解毒、という発想から、イラクサが物語に登場することになったのでしょうか。それだけ「ネトル」(イラクサ)は、ヨーロッパの人々の間では日常的に使われてきたハーブだったのですね。

    ネトルのハーブティーを飲むときは、目を閉じて、「魔法よ、とけろ!」と念じながら飲むといいかもしれませんね♪