睡眠と健康 ~良い睡眠とれていますか?~ | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2019/12/12

    睡眠と健康 ~良い睡眠とれていますか?~

    こんにちは、アロマセラピストの佐佐木景子です。朝晩めっきりと冷え込む季節になりましたね。朝、暖かい布団から出にくい…もう少し寝ていたい…と思う方も多いのではないでしょうか。今回は、健康を維持するために大切な「睡眠」について考えてみたいと思います。

    日本人の睡眠時間は5ヵ国で最短!
    他の国々と比べても睡眠時間が少ないのが日本人です。経済協力開発機構(OECD)の
    2019年の報告による平均睡眠時間は、英国が8時間28分、米国が8時間48分、フランスが8時間33分、中国が9時間2分、日本は7時間22分となっています。
    「7時間以上も寝ているの⁈」と思った方は要注意です。睡眠不足はたくさんの健康被害をもたらします。

    しっかり眠れていない原因とは?
    秋田大学の三島和夫教授によりますと、日本人の睡眠不足の原因は「働きすぎ」「長すぎる通勤時間」「長すぎるスマホ利用」の3点とのこと。また、就寝中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」、脚が火照ったりムズムズして眠れなくなる「むずむず脚症候群」、足がピクッとして目が覚めてしまう「周期性四肢運動障害」などの病気がかくれている場合もあります。目覚めがスッキリしない、日中にとても眠くなるという方は、ご自身の状況を観察して適切に対処することをお勧めします。

    何時間眠るのが適切なの?
    睡眠は基礎代謝量によってその長さが決まるので、日中の運動量や年齢、性別などによって適切な睡眠時間は変わってきます。また、日照時間との関連もあるので、春〜夏よりも秋〜冬に長くなる傾向があります。

    たまりたまった不眠のツケはこんなことにも…
    睡眠不足が重なって不調になることを「睡眠負債」と言います。睡眠負債になると交通事故を起こしやすくなったり、脳の働きが低下して仕事のパフォーマンスが落ちたり、免疫力が低下して病気に罹りやすくなることも報告されています。また、うつ病とも関係していると言われています。さらに近年では、認知症との関連も研究されています。1日に溜まった脳の老廃物は就寝中に排出されるので、眠らないと海馬や視床など記憶に関連した部位に溜まりやすくなります。睡眠不足の人は十分寝ている人に比べて認知症になる確率が1.5倍にもなるそうです。

    フィトセラピーでスヤスヤ習慣
    良い睡眠をとるためには、寝る時間より朝起きる時間を一定にすることが大切です。朝起きたら太陽の光を浴びて脳と体を目覚めさせましょう。その日の活動量によっても必要な睡眠時間が変わるので、眠くなったら寝るのがベター。ブルーライトは脳を活性化するので、テレビやスマホは寝る1時間くらい前までに。スマホのチェックは朝するように習慣づけると、脳の目覚めも早くなるので一石二鳥です。
    カフェインには覚醒作用があるので、寝る前はカフェインレスのハーブティーでゆったり過ごしましょう。カモミールティーは日中の興奮を鎮めてくれるので、お休み前にお勧めです。ロイヤルミルクカモミールティーも美味しいですよ。
    また、アロマバスで香りを楽しみながらゆっくりと入浴をすると入眠しやすくなります。熱いお湯は交感神経を興奮させて目覚めを促してしまうので、風邪をひかない程度のぬるめのお湯で体の芯まで温めましょう。体の疲れを感じている時はラベンダーの精油、心が疲れている時にはオレンジやフランキンセンスの精油がお勧めです。
    セルフマッサージや軽いストレッチなど、寝る前のルーティーンを決めて日々行うと入眠しやすくなりますよ。
    フィトセラピーを活用して良い眠りを習慣づけて、心身ともに健康にお過ごしください。