味はセイヨウ、見た目はニッポン | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2019/10/24

    味はセイヨウ、見た目はニッポン

    ハロウィンのシンボルとして知られるカボチャ。日本では冬至に食べて冬を乗り切る野菜で知られる栄養価の高い食物です…

    カボチャの栄養価は高く、ベータカロテン、ビタミンE、ビタミンC、食物繊維も豊富です。
    血液循環を促すビタミンEが豊富なことから、冬に摂ると血行を促進し、冷えを防ぐといわれています。また、ビタミンEはホルモン調節にもはたらき、カロチノイド色素やビタミンCとそれぞれ相乗効果を発揮します。1つでさまざまな栄養が摂れ、そして美味しい!カボチャ特有のあのホクホク感は炭水化物のデンプンによるもの。糖質カットダイエットをされている方はチョット考えてしまうかも!?

    煮物、天ぷら、スープ、プリンなどのデザートにしても大変美味しくいただけますが、カボチャの食物繊維は水溶性が主なので、焼いて食べると逃さず余さず摂取できます。
    煮物ならぜひ煮汁ごと食べましょう。お砂糖控えめで煮るといいですね。もしくは電子レンジを使用すれば、豊富な食物繊維をそのままに、やわらかく出来ます。

    実の美味しさと栄養価の高さに加えて、注目したいのは「タネ」。
    油脂やフィトステロール、セレンや鉄、亜鉛などのミネラルを豊富に含むスーパーフードです。植物療法では良性の前立腺肥大や過敏性膀胱、頻尿、失禁などの泌尿器系のトラブルに用いられます。タネは周りのワタを取り除き、天日干しで1週間ほど、表面のカサカサした膜をさっと取ってから中身を取り出します。尖った方の先を爪切りでパチンと切ると、殻がふたつに割れ安く、実を取り出しやすいです。天日干しせずすぐに食べるには、フライパンで乾煎りして、トースターで表面がうっすらと焦げるくらい焼きます。少し冷ませば殻ごとポリポリ食べられます。

    ところでカボチャにはセイヨウカボチャと日本カボチャがありますが、栄養学的に優るのはセイヨウカボチャです。ベータカロテンの含有量などは圧倒的にセイヨウカボチャで、日本カボチャと比べると味も濃厚。見分け方は、かたちや外皮がつるんとしたのがセイヨウカボチャ、溝が深く白っぽいのが日本カボチャ。見た目は日本カボチャの方がユニークでフォトジェニック、ハロウィンや絵画作品に描かれているのは日本カボチャが多いようです。