石油から植物へ。子どもの未来のために | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2019/07/25

    石油から植物へ。子どもの未来のために

    世界中で推進されている「脱プラスチック」の気流。
    その代替品としていま、さまざまな植物由来の素材が多くのものに利活用されています。

    海岸に打ち上げられた死んだクジラの胃から出てきた、大量のプラスチックごみ。
    釣り糸に絡まって身動きがとれずに死んだアザラシやイルカ。
    彼らの悲惨な姿を見るたび、どんなに苦しかっただろうかと悲しくてなりません。
    一方で、その原因を作っているのはまぎれもない私たち人間です。
    日々消費するペットボトル入りの水やお茶、歯ブラシ、化粧水のボトル。
    便利だから、安いからという理由で暮らしの中にはさまざまなプラスチック製品が存在しています。
    なんと、市販されているスクラブ洗顔料のスクラブも、マイクロプラスチックビーズという合成の非水溶性プラスチック粒子だそうです。
    顔を洗ったらあのプチプチは泡と一緒に下水に流れていきます。
    水に溶けない小さなプチプチは、一体どこへ行ってしまうのでしょう?
    さすがにここ数年で、こうした「自然界に還すことのできない物質」の使用を禁止する動きが世界中で行われています。
    そしてプラスチックに代わる素材として使用されているのが、さまざまな植物たち。
    紙製のストロー、紙挟み用クリップ、食品販売用のお皿。
    最近では大手コーヒーチェーンが全店でプラ製ストローの使用撤廃を宣言しています。
    ストローって他のプラ製品と違い、リサイクルされていないらしいですね。
    また、日本にはトウモロコシから作られるコーンスターチを原料とするバイオプラスチックを製造販売する会社や、国内に自生する竹を原料にした新素材を開発した会社などもあります。
    こうした素材による製品は、有害物質を含まず、完全に生分解できます。
    なんでも、竹の新素材で子供用の食器を商品化したのは、自らも子育てをしている男性だそうです。
    「何気ない日常の中でも、親子で共に安心して使える食器で食卓を囲むことで、食事の時間にさらに笑顔が増え、愛が生まれる」と。
    「便利で快適」は人の叡智によってもたらされたもの。
    しかし、それによる弊害を取り除く知恵も私たちは持っている。
    自分にできることから始めてみませんか?できるだけゴミを出さない暮らし。
    些細なことでも積もり積もれば大きな力が働くかもしれません。
    いつも癒しをくれる植物たちが私たちの未来を変える救世主になってくれる日のために。


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