心も体も浄めて癒す和ハーブ「ヨモギ」 | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2019/04/25

    心も体も浄めて癒す和ハーブ「ヨモギ」

    葉桜の季節、街路はさまざまな緑色に彩られ、植物たちの息吹がいっそう感じられます。
    植物の緑を感じる身近な食べ物に「草餅」がありますが、あの緑色は「ヨモギ」です。
    ぷんと香る草の匂いは春の訪れや懐かしさを感じさせますね。
    手作りする人も多いでしょう。

    ヨモギの葉は、鎮静作用や血液循環を促すシオネールなどからなる精油を含み、
    カルシウムや鉄などのミネラル、カロチノイド色素やビタミンC、Eが豊富。
    古くから婦人科疾患や出産の場で用いられてきた薬草でもあり、
    生理痛や生理不順、冷え性などの緩和に今でも使われています。
    何しろヨモギの学名は「Artemisia princeps」ギリシア神話の月の女神・アルテミス。
    さもありなん!ですね。

    日本では昔からおもちにしたり、お風呂にいれたり、生活に活用してきました。
    お灸もヨモギの葉でできていますね。こちらは中国伝来の健康法です。

    このように体を癒し、浄化することに加えて、ヨモギは魂を浄化し、
    邪気を鎮めるものとしてスピリチュアルなパワーも秘めているそうです。
    北海道のアイヌに伝わる神聖な植物として儀式に用いられ、アメリカ先住民が儀式で邪気払いに、
    中世ヨーロッパでも呪術にヨモギ属の植物を用いてきたというヒストリーがあります。
    お灸の先から立ち上る煙を見て匂いを嗅いでいると、神秘的な気分になるのはそのためでしょうか。
    成分や作用が研究される遥か前から、人々は感覚を通じて植物の力を知り、活用してきました。
    心も体もピュアだった昔の人は感受性も豊かで、植物の働きかけに対しても敏感だったことでしょう。
    できるだけ見習いたいものですね。