医食両用・美味しくて頼もしい「ジンジャー」 | BOTANICAL LIFE TIPS
  • 2019/02/07

    医食両用・美味しくて頼もしい「ジンジャー」

    生姜、ジンジャーは、世界中で使用されている植物です。原産地のアジア南部では古代から食用・薬用に重宝され、初めて東洋から西洋に渡ったスパイスといわれています。

    日本には約2600年前、すでに中国から伝来していた、生姜。
    中国、といっても当時は「呉(ご)」という名の王朝で、
    その味に「ハジカミ(サンショウ)」のような辛味があることから「クレノハジカミ」の名で
    「古事記」などの文献に記録されています。(クレ、は「呉(ご)」の訓読みですね)

    独特の辛味は魚などの臭みをとり、美味しさを引き立ててくれることから、
    さまざまな料理の味付けや添え物に活用します。
    ちなみにお寿司のお供「ガリ」はお魚の臭み消しとしてだけでなく、味覚を刺激して食欲を促し、
    生魚は体を冷やすので、一緒に食べることで体を温めることにも役立っているんだそうです。
    生姜には胃腸の働きを活発にしたり、血行促進効果のほかにも、
    発汗、鎮痛、解熱、鎮咳作用などもあり、
    風邪をひいたときなどに、お湯やお酒で割って飲んだり、
    すりおろして湿布にするなど、日本でも昔から暮らしに馴染み深いものだったようです。
    江戸時代に長崎で過ごしたオランダ人医師・シーボルトは、帰国時に生姜を持ち帰り
    日本の民間療法としてオランダに紹介しています。

    生姜の血行促進・発汗作用は「冷え」の対策になります。
    使い方は、生姜を使ったフィトセラピーのチンキがおすすめ。
    自宅用に手軽に手作りできるので、ナツメやクコなどと一緒に漬け込んでおきます。
    寒い夜、眠りにつく前の一杯はカラダの芯からポカポカに。
    お酒に弱い方はお湯で薄めて、量にもご注意くださいね。